看護職とは?看護師・准看護師・保健師・助産師について詳しく解説します
小豆島ナースサポートセンターは、小豆島に住む看護職の方々に就職先をサポートしたり、お仕事を斡旋したりする活動をしています。
看護職と聞くと、看護師を想像される方が多いですが、看護職は看護師や准看護師を含む4つの職種のことを言います。
それぞれに異なる役割があるので、今回は看護職のそれぞれの仕事内容や役割について詳しくご紹介します。
看護職とは
看護職とは、「看護師」「准看護師」「保健師」「助産師」の4つの職種の総称です。
人々の健康や生活をサポートする仕事には、医療の他にも保健、福祉など、幅広い分野があります。
そして、医師や介護士などの仕事がそれぞれの分野に特化しているのに対し、看護職はさまざまな分野で人々に寄り添っています。
看護職はそれぞれ資格を取得し、認可を受ける必要があります。
看護師、保健師、助産師は厚生労働大臣が発行する国家資格、准看護師は都道府県知事が発行する免許を取得します。
幅広い分野で活躍している看護職の数は、約150万人と言われています。
高齢化が進む現代において、医療の現場を支える看護職はますます必要とされています。
特に、国内でも小豆島のような地方は都市部に比べて高齢化が進んでいて、一刻も早い対策が必要となっています。
看護師・准看護師
看護師・准看護師は、資格の取得方法こそ違うものの、現場での仕事内容は変わりません。
仕事内容は主に、医療チームの一員として患者様のケアや診療のサポートなどを行います。
バイタルチェックや手術、診療の補助など、医療の現場を補助する役割を担っています。
また、点滴、注射、採血など、患者様の状態のチェックや健康を維持するためのサポートも看護師の仕事のひとつです。
カルテの記入や患者様の食事、排せつ、入浴介助も看護師のしごとのひとつ。
医療現場の入院患者様以外に、介護施設で入居者のサポートをすることも可能です。
看護師と准看護師の違い
看護師と准看護師の仕事内容は医療や福祉の現場ではほとんど変わりません。
しかし、准看護師は医師や看護師の補助をしながら患者様のケアを行う役割のため、立場は看護師の方が上になります。
例えば、准看護師が看護師に指示を出したり、自らの判断で業務を行うことはできません。
また、看護計画の立案なども看護師にはできて准看護師にはできない仕事のひとつです。
准看護師は都道府県知事の認可を受けてなることができますが、県外では働けないということはありません。
県外で准看護師の資格を取得しても、小豆島で働くことが可能です。
保健師とは
保健師は、病気の予防や健康管理の相談など、保健に関する指導や活動を行う仕事です。
高い専門的な知識が求められるため、国家資格である看護師と保健師の両方の資格が必要となっています。
保健師は、働く場所によって種類が異なります。
行政保健師
保健所や地域の保健センターなどの行政機関で、公務員として働く保健師です。同じ地域の公務員に対する保健指導や健康管理のほか、市民の健康維持や医療相談などが主な業務となります。
産業保健師
企業の中で、社員の健康を守るために保健指導や健康管理をするのが産業保健師です。産業保健師がいる企業ともなれば大企業のことが多く、キャリアによっては他よりも高額な給与を得られる場合があります。
学校保健師
専門学校や大学、私立の中学校、高等学校など、学校に勤める保健師のこと。イメージは保健室の先生といった感じで、生徒や学生からの相談に応じたり、けがなどの応急処置をしたりします。
病院保健師
病院で働く保健師のことです。健康診断や健康相談を行うほか、看護師の仕事をしながら保健師の役割を務める場合もあります。
助産師とは
助産師は、妊娠や出産といった専門的な分野をサポートするお仕事です。
一般的には出産の介助をするイメージですが、出産に至るまでの保健指導やアドバイスも重要な仕事。さらに、妊婦の体調管理や出産後の新生児のケア、不妊治療に関する相談を受けるのも役割のひとつです。
また、思春期の女性にある月経に関するトラブルや、更年期障害の相談など、女性の悩みを解決し、健康を支えるのが主な役割になります。
女性特有の悩みや問題に対し、生涯を通して関わる仕事になり、病院や診療所で勤務する以外に自身で助産院を開業することも可能です。
助産師になるには、看護師と助産師の両方の免許を取得する必要があります。
小豆島の看護職の就職をサポート
小豆島ナースサポートセンターでは、小豆島で働く看護職の方々の就職を斡旋したり、小豆島への移住の相談に乗ったりすることが可能です。
もし、
「小豆島への移住を考えている」
「結婚や家族の転勤で小豆島に移住することになった」
などの理由があり、看護職の資格をお持ちの方が小豆島に移住される場合は、一度私たちにお問い合わせください。
小豆島の医療機関で勤務した経験があるスタッフがサポートするため、ご自身で直接交渉するよりもスムーズに医療機関への就職が叶います。