小豆島の看護職を支える心強いOBの方々の存在 ”もう神です!”
小豆島ナースサポートセンターでは、2020年1月25日に「島の看護職のネッツワーク構築」を目的に、香川県看護協会・連盟の各小豆島支部と協賛し、研修会・交流会を実施しました。参加者は、20歳代の若者から80歳代の歴代看護師の諸先輩方約50名で、現役・OBが一同に会し、グループに分かれてディスカッションを図りながら約4時間を過ごしました。現役の看護職からは、大先輩のご参加に「歴史がつながっている!こんなにたくさんの方々が現場を支えてくれていることに感動した」また、OBからは、「とても懐かしい方々にあえてうれしい!現場の若者と触れ合えるのも楽しい!」との声が聴かれ、小豆島ならではの温かい雰囲気の中で会は進められました。
パート1:研修会
テーマ:アドバンス・ケア・プランニング(ACP:人生会議)
講師:小豆島中央病院 看護師長:松尾なぎさ 氏 「皆さん、他人ごとではありません!」
小豆島では、小豆医療圏地域包括ケア連絡会 介護部会が中心となって、ACPについて数年前から地域住民のサロン活動までどのように浸透させるかに取り組んでおり、この度、エンディングノートを活用しての具体的な話し合いが進められています。「もしもの時にどうするか?どうしてほしいのか?」若者も、高齢者もすべての人が普段から考え、家族や知人に伝えておくことが重要であることを意識して、地域ぐるみでその人らしい最期を迎えるための活動に繋げられたら・・・救急での来院時に慌てなくて済む、延命処置についての判断をいきなり迫られることもない、普通のこととして準備しておき、看護職はそれを支える・・・そんな当たり前の「心のやり取り」ができる風土づくりが大切です。
「私、もうエンディングノート書いてます。」「生きているうちから死ぬことを考える、すごい時代になったなあ」「年寄りにも抵抗なく、家族中で考えてもらえるにはどうするか?」などの熱い話し合いがされました。グループワークの最後に、元内海病院総看護師長の三好礼子様からご家族を在宅で看取られた体験が伺え、実体験からなる貴重なご意見を頂けました。また、現役の小豆島中央病院の塩本真澄看護師長様からは、病院が地域住民に寄り添うための活動を展開するための心構えや決意なども伺え、現役・OB双方にとって、意義深い研修会となりました。松尾看護師長様、大変お疲れさまでした。
パート2:交流会では ”革細工” キーホルターやコースターを作りました。
革細工の指導者として、小豆島中央病院の 中島準一様、平井克弥様にお越しいただきました。 皆さん塗料で汚れた手も気にせず、集中して皮に刻印を押し、色付けして、金具を取り付け完成!個性あふれる作品がたくさんできました。「うわっつ!素敵!」「カッコイイ」「上手にできた!」「面白い!面白い!」など和気あいあいとにぎやかに、時間はあっという間に過ぎていきました。
老いも若きも集合! いつまでも繋がっていよう! 島の看護職に未来を!
皆で同じ想いを共有して・・・・私、小豆島で良かった!! 病院・施設に関わらず現役とOBが一つになって小豆島の地域医療を支える! 頑張ろう小豆島!! 島の看護職は生涯現役!! 大切なネットワークが顔と顔の見えるより深いものとなるように育みましょう!