小豆島への移住。失敗する人と成功する人の違いは「仕事」と「適応力」にある?

住めば都という言葉があるように、生活していればその土地での生活には慣れてくるもの。
ただ、それはあくまでも「生活が充実していれば」の話ではないでしょうか。

「田舎暮らし」「移住」など、地方に憧れ、移り住む人が増えている一方で、その生活を満喫できている人もいれば、失敗している人も少なくないようです。
では、そこにはどんな違いがあるのでしょうか。
今回は、小豆島への移住を元に失敗しないための条件を考えていきます。

田舎暮らしは憧れを日常に変えること


①青い空と穏やかな海、緑の山が広がり、澄んだ空気が優しく包み込む。
言葉を並べてみると安穏とした生活が想像されませんか?

②コンビニまで車で40分。山と海しかないし船がないと島から出られない。
こちらは不便な田舎の島という印象を受けますよね?

旅行などで訪れて普段とは違った非日常に魅力を感じることは少なくありませんが、日常になると不便さがついて回ります。
その状況を受け入れ、楽しめるかどうかを具体的に考えられるかどうかが田舎暮らしをする上でけっこう重要です。

小豆島は島の中ではかなり便利?

瀬戸内海に浮かぶ離島、小豆島は瀬戸内海では淡路島に次いで大きい離島です。
本州の都市部に比べるとかなり田舎ということは間違いありませんが、離島の中では交通や産業がある程度整っている「程よい田舎」とも言えるでしょう。
ちなみに島内には24時間営業のコンビニが数店舗あり、中心部に住んでいれば想像以上に不便ということはありません。
フェリーが運行していない夜間は島から離れることができませんが、それこそ住めば都で、意外と生活していると気にならなくなってきます。

移住の失敗には一定の条件がある


移住してみた結果「思っていたのと違う」と感じてしまう方には、一定の条件があるようです。
それは、大きく分けると下記の3点。

  • 旅行気分で移住を考えてしまう
  • 人付き合いが苦手でコミュニティに参加できない
  • 仕事をすぐに辞めてしまった、もしくは決まっていない

旅行気分で移住を考えてしまう

旅行と移住は違うと頭で分かっていても、憧れだけで実際に生活するということを具体的にイメージできていない方は「思っていたのと違う」に陥りやすい傾向があります。
田舎暮らしは思っている以上に穏やかでゆったりとしたことばかりではありません。
自治体のプロモーションもあって田舎暮らしがキラキラ輝いているように見えるかもしれませんが、良いことの裏には大変なこともたくさんあります。

移住を決める前に、自分がその土地に移り住んで生活していけるかどうかをイメージだけでなく具体的に計画してみることが重要です。

人付き合いが苦手でコミュニティに参加できない

田舎暮らしの中で多くの方が苦労するのが「人付き合い」かもしれません。
人がたくさんいる都市部では、隣に住んでいる人の顔も知らないという方が少なくないかもしれません。
自分に合ったコミュニティを選んで参加することも容易にできるでしょう。

しかし、人が少ない田舎では限られた人の中で生活していく必要があるためある程度のご近所付き合いが必要です。
コミュニティも選べるほど多くないため、積極的に人付き合いができない方の場合孤立してしまう可能性があります。

仕事をすぐに辞めてしまった、もしくは決まっていない

仕事の部分は生活していく上でかなり重要なウエイトを占めています。
貯金があり、制度を利用して移住をした後で仕事を探したけれどなかなか働く場所が見つからなかった。
もしくは、仕事を決めた上で移住したけれど合わずにすぐ辞めてしまったといった場合も失敗してしまう可能性があります。

島は高齢化が進み、人手不足の状態ではありますが、選べるほど仕事の種類があるわけではありません。
また、企業も誰でも雇用してくれるわけではありません。
そのため、なかなか定職に就くことができず生活ができなくなってしまうかもしれません。

小豆島への移住をいかに楽しむか


移住に大切なことは、大変なことも受け入れてその場所での生活を楽しめるかどうかです。
小豆島での生活が気に入って永住を考えるようになる移住者の方の多くは、折り合いをつけて受け入れるというよりも不便な生活を含めて楽しんでいる方が多いです。

春には草花の彩りを、夏は満点の星空を、秋は色付く紅葉を、冬は雪化粧した山の風景を。
都会に比べてよりリアルに感じられる自然との距離を楽しみながら過ごすことができれば、意外と住み心地の良い生活を送ることができるはず。

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