田舎暮らしのメリット・デメリット
都会で働いている方の中には田舎暮らしに憧れを持っている方も少なくありませんよね?
「老後は田舎でのんびり暮らしたい」
という想いを抱いていた方も、働き方改革に加えて新型コロナウィルスの影響でリモートワークが急激に増えたことで「自宅で仕事をする」業態が増え、都心部にいなくても仕事ができるという方も増えているようです。
その結果「老後じゃなくても、今の仕事を続けながら田舎で生活ができる」という方も増えていて、人によっては地方に移住を真剣に検討している方も少なくないようです。
そこで、今回は都会での生活に比べて田舎暮らしにはどんなメリット・デメリットがあるのかを具体的に紹介していきます。
田舎であること自体がメリットであり、デメリットでもあるように、二面性がある内容がほとんどなので、人によってはメリットがそのままデメリットになる可能性も否定できません。
そのため、自分にとってどういったものがメリットなのかをしっかりと照らし合わせて検討していきましょう。
地方と言えどすべてが田舎ではない
日本で言えば、東京や大阪などの大都市から見ればどこも田舎。
例えば、香川県の県庁所在地である高松市でも、中心部から車で30分も走れば田園地帯が広がるエリアや木々が生い茂る山道に入ります。
「田んぼや木々に囲まれた田舎でのんびりと過ごす」
という生活も、地方であればある程度県庁所在地で実現できなくはありません。
そんな中でも、今回はあえて「本当に田舎」と呼べるエリアに移住をすることを対象にしてメリット・デメリットを紹介していきます。
そのため「田舎過ぎる」と感じた方は、地方の中でもやや都会のエリアを対象に検討した方が良いかもしれません。
通勤ラッシュからの解放と交通渋滞
高松などの中心部では、都心のようなすし詰めの通勤ラッシュは起こりませんが、その分通勤時の交通渋滞は頻発します。
そのため、通勤ラッシュや交通渋滞から解放されたい場合は地方の中でもかなりの田舎をチョイスする必要がありそうです。
田舎には通勤ラッシュがないと思われるかもしれませんが、その分公共交通機関もあまり発達していません。
すし詰め状態で電車に乗り込んで、精神をすり減らすといった事態にはなりませんが、その一方で電車やバスはほとんど走っておらず、自家用車が手放せない生活になりがち。
小豆島は田舎の中でもバスが整備されている方ですが、車なしで生活するとなるとそれなりの覚悟が必要です。
メリット
通勤ラッシュや交通渋滞がなくなる
デメリット
公共交通機関が発達していない
思っている以上に仕事はたくさんある
田舎といえばなかなか仕事が見つからないといった印象があるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
というのも、農業、林業、漁業、伝統工芸と、地方はさまざまな仕事が後継者不足で悩んでいるからです。
そのため、特に選り好みをしなければ、仕事は比較的簡単に見つかります。
ただし、「ファッションデザイナーになりたい」「システムエンジニアになりたい」など、地方には会社自体がない仕事も少なくありません。
ある程度やりたい仕事がある場合は、求人募集があるかどうかも含めて下調べをしておいた方が良さそうです。
メリット
人手不足で仕事はたくさんある
デメリット
業態によっては会社自体がない可能性がある
競合が少ないため簡単に起業ができる
都会での経験を生かして田舎で企業を考えている場合、まだ競合がいなければチャンスです。
田舎ではまだ誰も手を付けていない仕事もあるため、やり方によっては成功をおさめることができるかもしれません。
注意しておきたいのは、人口が少ない分、失敗すると巻き返そうにも選び代がないこと。
もし、起業するのであれば、地域に受け入れられる仕事を探すか、インターネットなどを使ってエリア外からも仕事をもらえるような業態にする必要があるかもしれません。
メリット
競合が少ないので起業しやすい
デメリット
顧客数が少ないので失敗すると巻き返しが難しい
野菜やお魚など、新鮮なものが手に入りやすい
田舎の場合、都会に比べて新鮮な野菜や獲れたての魚などが手に入りやすいです。
ある程度地域に馴染んでくれば、ご近所さんからお裾分けをもらえたり、釣りに出かけて直接魚を釣ってきたりと、さまざまな体験も可能です。
人によっては田舎に移住して農家をしようと考えている方もいらっしゃるようです。
完全に自給自足とまではいかないかもしれませんが、田舎に住めば新鮮な野菜を食べながら生活することは決して難しくありません。
一方で、商業施設の数は決して多くはありません。
「服を買いたい」
「はやりの化粧品を買いたい」
といった、流行を追った買い物は地方では難しいかもしれません。
最近ではインターネットが進化しているので、ファッションや趣味に関する買い物はお店ではなくネット通販を活用した方が良さそうです。
ちなみに、小豆島は離島なので送料に別途で追加料金がかかる可能性があります。
メリット
新鮮な野菜や魚介が手に入りやすい
デメリット
流行りの買い物は難しい可能性が高い
下調べをして、事前の計画をしっかりと立てよう
田舎暮らしを考えるなら、まずは事前にしっかりとした調べをしておきましょう。
地域によっては移住体験をできるところもあるので、仕事の合間に休みを取って、実際に住んでみるのも手段のひとつです。
移住を決めてしまうと、後になって「やっぱり元の生活に戻りたい」と思ってもなかなか難しことは間違いありません。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、綿密な計画を立てておくことをおすすめします。
気持ち次第でデメリットがメリットになるかも?
メリットとデメリットは紙一重のことが多く、「不便な田舎」をマイナスに感じる人もいれば「なんでも自分でできて楽しい」とプラスに感じる人もいらっしゃいます。
気持ち次第でどうにでもなることが多いこので、最終的には移住するとなれば覚悟も決めてしまいましょう。
小豆島ナースサポートセンターでは、小豆島への移住を考えている看護職の方々に対してさまざまなサポートをしています。
もし、看護職の免許を持たれていて、小豆島に移住を考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。