移住するなら押さえておきたいポイント。都市と田舎のさじ加減が大事?

「移住するなら」に続く言葉は何が思い浮かびますか?

「何県がおすすめ?」といった場所に関することはもちろん
「何に気を付けるべき?」といった注意事項も大切ですよね?
「地方の都市部と田舎、どっちがいい?」といった比較検討も考えなければなりません。

そこで、今回は、漠然と移住を考えている方のために「移住をするなら」をテーマに、1つひとつポイントを明確にしていきます。

都会と田舎どっちにするべき?


東京周辺の都心部から地方への移住を考えるにあたって、どのくらいの田舎に移住するかということです。
それぞれの県の県庁所在地のような地方都市なら、そこまでの不便さは感じずに生活できるでしょう。
仕事は選びしろが多く、不便を感じることも少ないかもしれません。
その上通勤ラッシュからも解放されるのであれば理想的な環境と思える方も少なくないのでは?

◆地方に移住するメリット

  • 通勤時間が短くなる
  • 山や海が広がる自然豊かな土地が比較的近くにある

◆地方の移住で不安になるポイント

  • 不便さを感じない程度に生活ができるか
  • 田舎特有の閉鎖的なコミュニティに入れず孤立しないか
  • 生活のしていけるだけの収入が得られるか
  • 住む場所は確保できるか

田舎の度合いをチェックするポイント

地方都市よりもさらに田舎への移住を考える場合「不安になるポイント」で失敗してしまう確率が上昇していきます。
その分、より近いところに自然を感じられるようになることは言うまでもありません。

つまり「移住するならまず、自分たちがどれくらいの田舎を求めているのか」を考えてみることをおすすめします。

虫が嫌いな方はある程度都会に住むのがおすすめ


自然が近くなるということは生き物との距離が近くなるということ。
田舎にはさまざまな生き物が住んでいます。

「虫が嫌い」

という方は、まず田舎暮らしには向きません。
山に住んでいれば蚊や蜂、蜘蛛やムカデなど、さまざまな虫と遭遇します。
刺されて痛い思いをすることもあるかもしれません。

他にも
「イノシシに畑が荒らされた」
「サルに果物を食べられた」
など、田舎に住んでいれば動物による被害は少なくありません。

思った以上に出費がかかる

田舎で生活する場合、車があったほうが便利です。
東京のように線路が張り巡らされていて、少し歩けば駅がある。
駅に行けば数分で電車が来るといったことは田舎ではあり得ません。

だから、車は必須と言えるでしょう。
車に乗ると、購入だけでなく維持にもそれなりの費用がかかります。
保険、車検、ガソリン代などを合計すると、持っているだけでかなりまとまった額の出費になります。

田舎特有のコミュニティとはどんなものか?

場所にもよりますが、地方都市に住んでいても、ご近所づきあいというのはそれほど多くはありません。
隣の方の名前も知らない。見かけることはあるけれど、あまり話したことはない。
という場合がほとんどではないでしょうか。

田舎では、この距離感が少し短くなります。
地域の行事に参加すれば顔を合わせる機会が増えていきます。
逆に、行かなければ「顔も出さない」と思われてしまうことがあるかもしれません。
挨拶や世間話も含め、ある程度のコミュニケーションはとるようにしておくのがおすすめ。

地域によってはよそから来た人を受け入れない土地柄もあり、溶け込むのに苦労するケースもあるようです。
気になる場合は「移住者に人気の地域」から検討することをおすすめします。
移住者に人気ということは、外部から移り住んでくる人に慣れているので「よそ者」という印象が薄くなります。
小豆島も比較的移住者が多い土地ですが、観光産業が盛んなこともあって、かなりウエルカムな雰囲気が漂っています。

医療機関は確保されているか


地方都市であれば、それなりに大きな病院があることは言うまでもありません。
しかし、田舎になればなるほど、医療機関のレベルは下がっていきます。
隣町や少し離れた町まで行かなければちゃんとした診察が受けられないということもあります。

小豆島には「小豆島中央病院」という総合病院がひとつあります。
土庄町からすると隣町ではありますが、小豆島町と土庄町の市街地の間にあるので、どちらからも訪れやすくなっています。

少子高齢化が進む町なので、医療の手はいくらあっても余っているということはありません。
もし、医療の資格をお持ちで地方への移住をお考えの場合はぜひ、小豆島ナースサポートセンターにひと声おかけください。

ほかにもまだある!チェックポイント

移住する地域によって変わるものも多くありますが「思っていたのと違う」というのは移住した後では変えられない後悔のポイントとなります。

  • 夏涼しいと思って山を選んだけれど思ったほど涼しくなかった。しかも冬はめちゃくちゃ寒い
  • 田舎に憧れて移住したけれど、住んでみたら田んぼと山ばかりの景色にすぐ飽きてしまった
  • ハイスペックなインターネットが繋がらない
  • 家のリフォームにかなり費用かかり、補助金をもらってもかなり出費が出てしまった

など、「特に気にならない」こともあれば「ここは譲れない」というポイントも誰にでもあるものです。
実際に住んでみた後で後悔しないためにも、移住を決める前にしっかりとチェックしておきましょう。