田舎暮らしに向いてる人、向いていない人の条件や基準

田舎への移住を考えた時、考えておくべき心構えや事前に準備しておかなければならないことなど、必要なことはいろいろあります。
必要に迫られて田舎暮らしをしなければならないケースもありますが、移住を考えている場合、ある程度自分が田舎暮らしに向いているのかを把握しておいた方が、移住した後で「こんなはずじゃなかった」と思う可能性は少なくなります。

そこで今回は、都会から移住を検討している方を対象に、田舎暮らしに向いている人の条件についてご紹介します。

  • 夜の街が特に恋しいと感じない方
  • スーパーの品ぞろえが悪くてもある物の中から選べる方
  • 虫や動物がいても平気な方。鳴き声を気にせず眠れる方
  • トイレが水洗でなくてもよい方
  • 徒歩で歩くことや生活で不便なことがあまり苦にならない方
  • 人付き合い、近所づきあいが嫌いではない方

夜の街が特に恋しいと感じない方


都会であれば、誰もがい一度や二度は夜の街で楽しく飲んだ経験がありますよね。
当然ですが、田舎であればあるほど、夜、外食をしたりお酒を飲んだりするお店の数は少なくなります。
そのため、夜の街で食べたり飲んだりして遊ぶことが好きな方はあまり田舎への移住はおすすめできません。

今、目の前にある楽しい環境を変えてまで移住をしてしまうと、生活にガマンが生じてしまうため、ストレスを感じてしまうかもしれません。
郷に入っては郷に従えで、ガラッと生活を変えられるかどうかも含め、一度考えておいた方が良いでしょう。

スーパーの品ぞろえが悪くてもある物の中から選べる方


最近はインターネット通販があるため、買い物の不便さは田舎でもそこまで気にならないかもしれません。
また、田舎でも比較的全国チェーンのお店が進出しているケースもあり、日用品などは不自由なくそろう場所がほとんどです。
そのため、よほど僻地に行かない限り、買い物に不便を感じることは少なくなってきました。

とはいえ、スーパーでの買い物やインターネットの通販をうまく使い分けらえない場合や、お店でのショッピングを楽しみたい方にとってはストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。
また、コンビニがない、夜にお店が閉まっているといった状況に不自由さを感じる方は、田舎の中でも比較的開けたところを選ぶと良いでしょう。

虫や動物がいても平気な方。鳴き声を気にせず眠れる方


田舎といえば田んぼや畑が多い地域が多いため、都会の比ではないくらい虫が多くいます。
カブトムシやクワガタ、蛍などの虫とも遭遇率が上がりますが、そのぶん蜘蛛や蜂、ムカデなど、あまり出会いたくない虫もたくさんいます。
夜、電気をつけているだけで虫が飛んでくることも少なくないので、虫が苦手な方にとっては快適とは言い難い環境です。

また、車の数が少ないため騒音に悩まされることはないと思いきや、夏になるとカエルが、秋になると虫たちが、夜の大合唱を繰り広げます。
デリケートな方の場合、虫やカエルの鳴き声がうるさくて眠れない可能性もあります。
ひどい時は睡眠不足に悩まされる可能性もあるので覚えておきましょう。

トイレが水洗でなくてもよい方


田舎は特に、下水が整備されていない地域も多く、トイレが水洗ではないことも珍しくありません。
都会ではあまり見かけないことも多いため、苦手な方はあまり良い思いをしない可能性も高いです。

普段生活しているところが水洗になっていても、お店や施設などを利用した際に、場合によっては水洗になっていないケースも考えられます。
「それくらい大丈夫だろう」
と、思うかもしれませんが、生理的なものだけに侮れません。
大丈夫思っていても受け付けない方はムリなので、都会暮らしが長く、水洗トイレしか経験したことがないという方は一度体験しておくことをおすすめします。

徒歩で歩くことや生活で不便なことがあまり苦にならない方


田舎の場合、基本的な移動は車になります。
そのため、車がなければ生活がしにくいことは間違いありません。

また、車があったとしても入ることができない道もあり、徒歩移動が必要になるケースも少なくありません。
田舎暮らしを楽しむポイントとしては、不便さを受け入れられるかどうかにあります。
自動ではない、効率的ではない生活を上手く自分の生活に落とし込むことができれば、田舎暮らしを楽しむことができるでしょう。

人付き合い、近所づきあいが嫌いではない方


田舎は都会に比べ、ご近所づきあいが濃い場合が多いです。
うまく付き合っていける方にとっては居心地の良い場所となりますが、人付き合いが苦手な方にとってはあまり良い環境とは言えません。
場合によってはうまく馴染めず居心地の悪い環境となってしまうこともあります。

相手がいることなので、人付き合いが苦手ではない方でも相手によってウマが合わないことはあるかもしれません。
ただ、もともと人付き合いが苦手な方は上手く馴染めない可能性が高くなってしまいます。
田舎でうまくコミュニティに馴染めないと、やりにくさを感じてしまう可能性も出てくるので、人付き合いは田舎暮らしを考える上で重要な要素として考えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
田舎暮らしに憧れを抱いている人の中には漠然と「田舎で穏やかに暮らす」というイメージが先行している場合もあります。
しかし、田舎には田舎の暮らしがあり、コミュニティがあります。

すべてがイメージ通りにいくわけではないため、まずは自分が田舎暮らしに向いているかどうかを考えておくことをおすすめします。
そうすることで、もしかすると田舎に憧れていたけれど、都会での暮らしも思っていたより気に入っているなど、今の自分の発見に繋がるかもしれません。